簡単に読み取ります

  • 2011.11.27 Sunday
  • 09:32
小さい子供さんの患者さんに初めて麻酔をするとき。
医院側も患者さんの親御さんも、当然当事者の子供さんもものすごく緊張しています。
ただこれは、子供さんには伝わってしまいます。
今日はそんな話。

当院は、基本的に治療時に麻酔をして治療します。
小さい子供に麻酔をするからには、痛みがない麻酔をすることが必須です。
ところが、当院で治療を経験したことのない親御さんの中には、いくら説明しても
「麻酔が痛くないわけない」と思い込んでしまっている方もいます。

以前お話した「4つのお約束」がしっかりできていることを確認した後、
いよいよという時に、動かないようにわが子の体を押さえたり、
「痛くないからね」と声に出したり…。
本当に痛くない時にはそんなことしないし言わないわけで、
子供たちはただ事ではないと察知してしまうわけです。

そうなるともうどうしようもありません。
痛くないからねぇと言いながら目の前に針のついた注射器を見せびらかしているようなものです。
トレーニングはまたやり直し、その上悪いイメージが植えつけられているので以前より難しい状態になってしまっています。

このようにならないように、行動するのも緊張を伴いますが、それがまた子供たちに伝わって…。
きりがありませんが、とにかく気を使うものなのです。 

大切な約束

  • 2011.11.16 Wednesday
  • 09:01
歯医者さんが初めてのお子さん。
そんな人のために、当院ホームページにも受診のしかた、親御さんの心得が書いてあります。
今日はそのお話。

当院来院の小児は、緊急処置でない限りは押さえて治療することはありません。
大体半数くらいの小児は、診療中は寝ています。
これは、信用されているためと思っています。

信用されるには…。裏切らないことです。
特に痛みを感じさせないことです。
さらに、大人と同じようにしっかり治療することです。

当院ではこれを実現できる基準として、「4つお約束が守れるか」で判断しています。

この約束は、合図があるまで(5分弱)
ゝい鬚弔韻鬚靴匿欧討い
口を一定量開けたら空きっぱなしでキープする
8の力を抜いてほっぺの力を抜く
ぬ椶鬚弔屬辰討い

これをしっかりできれば、無痛に麻酔することができるので、後の治療をしっかりすることが可能です。
 

体質改善を間に合わせるために

  • 2011.04.26 Tuesday
  • 08:52
定期健診ごとに、新しい虫歯が発見されるお子さん。
特に、下の前歯に虫歯がある子は要注意

昔の話で恐縮ですが、味噌っ歯でほとんど歯が無くなってしまっている子でも、
下の前歯は無傷で残っていることが多いものです。

なぜか?

これは、下の前歯の裏につばの出口があり、年中つばによって汚れが洗い流され、
再石灰化が行われ、歯が修復されているからです。

はじめにお話したお子さんは、このつばの出が非常に少ないことが考えられます。
これを改善するにはどうしたらいいのか?
残念ながら、即効性のある方法はありません
地道に、食事のときにかむ回数を増やしたり、
他の環境を改善するように、キシリトールを応用したり、
食生活や生活習慣の改善をしたり、
フッ素を毎食後使ったり…。

いずれにしても、地道な体質改善が必要です。

私見ですが、このような改善結果が表向きに現れてくるまで2年くらいかかると考えています。
ということは、6歳臼歯が生えてくるまでに改善するリミットは4歳ということになってしまいます。

虫歯になりやすさは、初回の受診時には判定できません
完全に治療した後の再発の時間によって判定されてくるからです。
そう考えると、歯科医院への受診はもっと早くないといけません。

永久歯に間に合わせるためには、実に時間がないことがわかります。
お子さんの受診は、お早めに…
このような考えを世に広めることが重要と考えています。

1年生ころの悩み

  • 2011.03.03 Thursday
  • 09:01
だいたい小学1年生の親御さんが悩まれること。
上の前歯の歯並びが「悪い」「曲がって生えてきた」等々。

これは、一番前の門歯の根元に2番目の門歯があるために、中央がすきっぱになる現象です。
「醜いアヒルの子顔貌」という学術用語にも表されるように、ごく自然の歯並びなのです。
やがて、2番目、犬歯と生えてくると、はえるスペースが適切にあれば、自然に普通の歯並びになります。

ただ、初めてで、特に女の子の親御さんは、非常に心配してつれていらっしゃいます。
中には、上唇の小帯が歯肉に下方まで付着していて、歯が離れているお子さんのいますので、相談されるほうが安心かもしれません。

何はともあれ、乳歯の前歯がなくなって、待ちに待った大人の歯が曲がってはえてきたら、驚くのは当たり前です。
たいがいの親御さんが体験する1年生のころの悩みなのです。

 

初めての衝撃

  • 2010.04.20 Tuesday
  • 09:06
  歯医者さんにはじめてくるお子さんにとって、診療室のドアを開けた時どんな気持ちでしょうか?なにも基礎知識が無い子供は好奇心が勝ってスムーズに治療に進むことも多いです。しかし、たいがいの子供は、一緒に来たお母さんやおばあちゃん、お父さんの緊張を読み取って、緊張していることが多いです。ましてや、今、歯が痛い状態だったら…。もっと痛い思いをさせられると思うにきまっています。当然こちらは、子供にとってはで、話なんか聞いてもらえないでしょう。


 当院の特徴は、しっかり麻酔をして治療するところです。ホームページやブログでも紹介しているように、麻酔自体はしっかり約束を守っていれば痛みはありません。しかし、その約束を守れない状態では、麻酔自体に痛みを感じ、その後の治療は、修行のような辛さになってしまいます。


 ではどうするか?基本的には、信頼されるまで(本当は、子供たちが「その日の課題をやってやるか」と妥協するまで)は徐々にならす。ゆっくりあせらずにトレーニングをする。それしかないのではないでしょうか?あとは、信頼を裏切らない。痛くないように最大の努力をする。特に大切なのは一番初めの麻酔の時です。またそれにもまして大切なのは、麻酔が切れるまで家庭でしっかり管理する。唇やほっぺたをかまないようにする。かんでしまったらその部分は潰瘍になってしまって、治療自体は痛くなかったのに、痛い記憶だけが残ってしまうでしょう。

 子供の治療には、我々以上に、まわりの家族の協力が重要なのです

最低限の治療

  • 2010.02.23 Tuesday
  • 08:46
  特に就学前の乳幼児の治療に多いのですが、麻酔をしないからなのか、虫歯を十分取らずに上からものを詰め込んであるのを目にします。当然虫歯を取りきれていないので、中で虫歯は進行してしまいます。ただ問題になるのは先なので、どうとでも言い逃れできるのかもわかりません。こういう患者さんは実はかなりの頻度で目にします

 以前虫歯の洪水だった時があったそうです。午前中のみに診療整理券を配って、それでも夜遅くまで診療しないとさばけなかった時代があったということです。その時なら許されたとは言いませんが、乳歯が軽く見られていたときがあったのかもしれません。しかし、乳歯は永久歯が生えるまでしっかりあごの骨に機能力を伝え、永久歯が生えるスペースを維持し、発育にも密接にかかわってくる重要な歯です。景気よく虫歯にしていいわけがありません。また、子供が、いかに非協力的だからとはいっても…。

 このような傾向は、ある学術論文の影響かもしれません。「虫歯をある程度とり残しても、しっかりつめれば虫歯の進行は停止していた。」という論文です。また、3MIXの誤った広がりもあると思います。一部で、「虫歯を全く削らずに抗生物質である「3MIX」を入れれば大丈夫」と信じられているようです。開発者の岩久教授(現在は豊島区で開業なさっています)は十分取ったにも関わらず、再び虫歯が進行するのを予防するために開発したと聞きます。
 
 当院でも100%の小児で高いクオリティーを維持したいとは思いますが、手に負えない場合は小児歯科専門医にお願いすることもあります。 以前書きましたが、仕方なく人権無視しなければならない場合もあります。しかし、ほかの歯医者に見られても恥ずかしくない程度の治療は最低限したいと思います。

仕方なく人権無視

  • 2009.12.24 Thursday
  • 08:41
  子供は治療に非協力である。これは、親の経験からくる勘違いではないかと私は思っています。特に、「麻酔は痛いもの」「歯医者は嫌な所」と考えている人は、当然どうしようもなくなって、(子供が痛がって仕方が無くなってから)来院します。初めから痛いのですから、当然これ以上痛いのは嫌だと子供も考えます。その上、普段は来ない変な所に連れてこられて、何やら日常では着ない服を着、知らない顔の人が痛いところを見ようとしている。この状態で冷静に話を聞けるわけがありません

 当院では、基本的には治療のトレーニングによって一歩ずつ段階を踏んで、しっかり麻酔をして大人と同じレベルで治療をしています。(詳しくはホームページを御覧ください)2歳くらいなら30%、3歳なら70%、4歳以上はほぼ100%この方法で治療できると思っています。ただ、それもこちらの話をしっかり聞けて、一つずつチャレンジできるから可能なのです。話を聞ける状態でなければ絶対に無理です。

 話を聞ける状態でない子供、すなわち痛くてしょうがない子供は、仕方なく人権を無視して抑えて治療することになります。この場合は、グッサリ心に傷をつけることになります。当然のことですが次からは歯医者には連れてくるのも大変な状態になります。このような子供が親になった時は…。我々はこのスパイラルには落とさない様にしたいと考えています。ご協力お願いいたします<(_ _)>。

本当の無痛治療

  • 2009.11.24 Tuesday
  • 22:47
  歯科治療は痛いものと考える患者さんに、無痛治療をうたう歯科医院が増えています。その多くが、鎮静法を併用したり、表面麻酔に期待するものですが…!本当の無痛治療は技術によるものです。
 
 当院は、2歳の子供から積極的に麻酔注射を行います。なぜ、そのような小さい子供に注射ができるのでしょうか?それは痛くないから。まさしく無痛麻酔ができるからです。

 鎮静法で、よく用いられるのは笑気吸入鎮静法です。これは、ちゃんと鼻で呼吸しないと十分な効果が得られません。また表面麻酔が十分効くまでには5分以上はかかってしまいます。その間患者さんは「大丈夫だろうか」と不安に包まれてしまいます。当院では、一応表面麻酔は行いますが、この効果はまったく期待してはいません。麻酔は痛くないように打てば痛くないからです。

 歯医者を敬遠している患者さん、痛みは技術によってコントロールできます。しっかり口腔ケアしませんか?

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