パーフォレーション

  • 2014.05.04 Sunday
  • 20:49
本日は根の治療の話です。
「パーフォレーション」とは、本来歯の中にある神経の入っているトンネル(根管といいます)から外れたところに穴が開いていて、かつ根の外まで突き抜けている状態のことを言います。
このようになってしまった場合、当然その穴を密封してふさぐ必要が出てきます。

穴をふさぐ材料にはかみ合わせの力に耐える強度が要求されます。
さらに、体にやさしい「生体親和性」も要求されます。
そのうえで私たちは、本来の神経の入っていたトンネルの掃除もしなければなりません。パーフォレーションする箇所は、根管の曲りが強いところが多いので、さらに追従しにくい方向に器具をまげて掃除しなければなりません。これは非常に困難なものです。
穴が開いている箇所も重要です。歯周病変と交通しやすい部位では予後はさらに悪くなります。比較的上の部分の穴は歯周ポケットと交通しやすく、また根の分かれめ近くの穴も分岐部病変と交通しやすくもともと予後の悪い病変をさらに複雑にします。

これらの障害をすべてクリアできた場合にかぎり、その歯を保存できますが、当然穴が開いていない歯よりはリスクがあります。

パーフォレーションがあるからすぐに抜歯というわけではありませんが、予後に対する覚悟は必要なのです。
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