最小限で審美的

  • 2010.01.18 Monday
  • 07:51
術前術中術後


  
 虫歯はある程度まで進行した場合削り取る必要があります。そして穴があいた所の機能障害を補うために、形を整えて詰める必要があります。その時、型を取って次回に入るやり方と、その場で詰めるやり方があります。

 型を取って入れるやり方は上から修復物を入れる都合上、アンダーカットが無いように削る必要があり、その分、歯を余分に削る必要があります。またセメントでつける都合からそれに適応した形態修正も必要になります。ただ、修復物は技工士によって、口の外の作りやすい環境で作ることができます。

 その場で詰めるやり方は、口という限られた環境で形を整えなければならないため高度な技術と時間が必要になります。一方、形作りは必要な部分のみ削ることで終えることができます。すなわち歯は最低限しか失いません

 当院では、可能な限りその場で詰めるやり方で対応したいと考えています。この方法は、保険ではレジン充填、自費ではダイレクトボンディングと言われています。前置きが長くなりましたが本日はそれぞれの違いを説明します。直接詰めるやり方では、保険も自費も樹脂が使われます。この樹脂は特性として固まる時に収縮する性質があります。また、光の透過性が製品によって異なります。人の歯は表面は光を通す濁った透明で内側は歯の色を構成する透けない色になっています。

 審美的に精密に詰める場合は少ない量をこまめに固め、透けない色と透ける色を多層に分けて積み重ねるレアリング法を駆使する必要があります。また、歯との接着力を増す技術や研磨に費やす時間にも重要なポイントがあります。自費のダイレクトボンディングではこれらの技術を使用して審美的に仕上げます。残念ながら保険治療では診療報酬の設定と材料による規制から自費のようにはいきませんが最小限の削合で治療が完結する点は同じです。

 画像は左が術前の保険治療のレジン充填、中央が古い充填物と虫歯を取ったところ、右がダイレクトボンディングで仕上げたところです。時間は1時間弱かかりますがその価値は十分あると思います。お気軽にご相談ください
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