笑気吸入鎮静法

  • 2015.05.28 Thursday
  • 08:18
私は、大学卒業後歯科麻酔学教室の大学院に残っていました。
今では、インプラントの手術などの時、静脈内鎮静法である程度日の目を見るようになっていますが、私が残っていた20年以上前にはインプラント治療も一般的ではなく、大学病院での全身麻酔と、外来小手術時に鎮静法及び全身管理、神経痛の治療などを行っていました。
開業してからは、当院で応用できることには限界があり、笑気吸入鎮静法のみを行っています。
昨日気付いたのですが、この笑気についてのお話を書いたことがありませんでした。
というわけで、本日は笑気吸入鎮静法のお話です。

笑気吸入鎮静法とは、不安などが強く治療が思うようにできない場合に、鼻にマスクを着けそこから流れる空気中の3倍くらいの酸素と笑気を吸うことによって、お酒にほろ酔いのような状態になって小さい事が気になりずらくなる方法です。
これを応用することによって、不安を緩和したり、嘔吐反射を少なくしたり、時間が短く感じたりします。
これによって、治療が可能になる人も多くいます。
ただ、通常とは違う状態になるためその感じが合わない人もいます。
しかし、その様な状態になっても、濃度を下げれば笑気は速やかに呼気中に排泄されて体内の濃度を下げることが可能です。
その為、非常に濃度調節がしやすく、問題となる副作用もありません。

笑気吸入鎮静法はあくまで診療補助の役割なので、可能であるなら少しずつ麻酔薬量を減らして最終的に無くとも治療ができる状態になることを目標としています。
当然のことながら、鼻で息をしなければきかないため、意思の疎通ができないような小児は適応外になります。

 
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