最低限の治療

  • 2010.02.23 Tuesday
  • 08:46
  特に就学前の乳幼児の治療に多いのですが、麻酔をしないからなのか、虫歯を十分取らずに上からものを詰め込んであるのを目にします。当然虫歯を取りきれていないので、中で虫歯は進行してしまいます。ただ問題になるのは先なので、どうとでも言い逃れできるのかもわかりません。こういう患者さんは実はかなりの頻度で目にします

 以前虫歯の洪水だった時があったそうです。午前中のみに診療整理券を配って、それでも夜遅くまで診療しないとさばけなかった時代があったということです。その時なら許されたとは言いませんが、乳歯が軽く見られていたときがあったのかもしれません。しかし、乳歯は永久歯が生えるまでしっかりあごの骨に機能力を伝え、永久歯が生えるスペースを維持し、発育にも密接にかかわってくる重要な歯です。景気よく虫歯にしていいわけがありません。また、子供が、いかに非協力的だからとはいっても…。

 このような傾向は、ある学術論文の影響かもしれません。「虫歯をある程度とり残しても、しっかりつめれば虫歯の進行は停止していた。」という論文です。また、3MIXの誤った広がりもあると思います。一部で、「虫歯を全く削らずに抗生物質である「3MIX」を入れれば大丈夫」と信じられているようです。開発者の岩久教授(現在は豊島区で開業なさっています)は十分取ったにも関わらず、再び虫歯が進行するのを予防するために開発したと聞きます。
 
 当院でも100%の小児で高いクオリティーを維持したいとは思いますが、手に負えない場合は小児歯科専門医にお願いすることもあります。 以前書きましたが、仕方なく人権無視しなければならない場合もあります。しかし、ほかの歯医者に見られても恥ずかしくない程度の治療は最低限したいと思います。
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