診療に取り組む姿勢
- 2017.04.09 Sunday
- 11:17
当院症例数地域ナンバー1。年間インプラント埋入数〇00本。
近頃のネット広告やホームページでよく見受けられます。
今日はそんなお話。
先日のインプラントセミナーで聞いた話です。
たとえば心臓外科手術の成功率は、50症例以上経験していれば、何百症例経験がある病院比較しても成功率は変わらないそうです。
当院がインプラントを導入して15年たちました。
インプラントの症例数もそれに伴い増えています。
ただ、少なくとも年間何百症例には全く届きませんし、その気もありません。
年間インプラント何百症例の医院は、一日来院数百何十人の医院と似ています。
当院で私が診れる患者数は、おそらく一日20人程度だと思います。
一回の診療に対する基準が、そもそも違うからです。
インプラントの対してもその基準が違うのかもしれません。
インプラントも通常診療も治療は基本的にはやり直しがきかないものです。
削ってしまった歯、とってしまった神経、抜いてしまった歯、基本的には元には戻りません。
やり返しが効かないからこそ、慎重な行動が望まれます。
だからこそ、十分分析検討し、その患者さんとは一生向き合う姿勢が最も大事だと考えているのです。