技術と時間の違い

  • 2010.04.21 Wednesday
  • 09:18
  歯を削ってその場で審美的につめる方法には、自費のダイレクトボンディングと保険のレジン充填があります。本日はその違いを説明いたします。

 言い方は変えていますが、自費のやり方も保険のやり方も基本的にはコンポジットレジン充填で、つめたものを光で固める方法は同じです。コンポジットレジン(以後「レジン」と書きます)は光で固める時、光の方向に収縮します。収縮した部分は簡単に書きますと隙間があくということです。そのギャップに細菌が侵入すれば虫歯になる可能性もありますし、着色や変色を起こして審美障害を起こすこともあります

 それを防止する方法は、二つあり、一つは接着力を増すこと、もう一つは収縮をなくすことです。簡単に説明すると、自費のダイレクトボンディングはこの両方の方法を最大限に用いています

 歯は、よく観察すると透明感のある表面のエナメル質と深みのある象牙色の象牙質の組み合わせで様々な色が付いています。ダイレクトボンディングでは、数種類の透明色を表層に、数十色ある歯牙の色を内側に、少量ずつ固めていくことによって歯を表現していきます。少しずつ固めるので、収縮はほとんどありません。また接着力を増すためにエナメル質を一層溶かす処理も行っています。

 さらに最も重要なのは研磨です。研磨の基本は大きな傷を多方向から磨いていき、徐々に小さな傷にしていって光らせていく行程です。ダイレクトボンディングではこの工程にレジンを詰めて時間と同じ時間をかけていきます。

 仕上がりまではだいたい1時間かかってしまいます。自費に使うレジンは保険のものとは当然違いますが、一番の違いは、つめる技術の違いとかける時間の違いということができます。

 
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM