感染根管治療とは?

  • 2013.07.29 Monday
  • 09:14
我々が日々行っている根の治療。
大きく分けると、炎症のある神経をとってきれいにする「抜髄」と、
神経が入っていた管の中の細菌を含めた異物を取る「感染根管治療」に分かれます。

今日は感染根管治療の話です。

この状態になると、根の先に膿の袋ができることが多くあります。
レントゲンでは、根の先の骨の吸収で診断することができます。
たとえの根の先の病気でも、われわれは根の中の掃除で治していきます。
ではなぜ治るのでしょうか?

根の先の病気は、根の中の細菌によってできたものです。
そのため、根の中を徹底的に掃除します。
ある基準まで掃除すると、根の中はほぼ無菌状態になります。
ここで、不潔になりやすい、抵抗力の及ばない神経の管に無菌のゴムを緊密に詰めます。
これで細菌の繁殖場所を絶って、残った根の先の病気は体の抵抗力で治していくのが感染根管治療です。

ただ、以下の場合は治癒が困難になります。

緊密に無菌ゴムを詰められない状態の根。
この場合、細菌の住処をなくすことが不可能なため治癒しません。

根の先の病気の歴史が古く、根の先に体の抵抗力では浄化できないほどの病気ができてしまったもの。
この場合も、治癒は望めないので、手術で根の先を切る処置をする場合があります。

いずれにしても、われわれが根の治療としてできることは「歯内治療」というだけあって、根の管の掃除のみなのです。




 

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