発想を単純に

  • 2014.02.23 Sunday
  • 11:31
21日は5時30分で診療を終えて申し訳ありませんでした。
CDRI例会でした。

今月は、私の部分矯正の恩師である「林治幸先生」でした。
私が歯科医師になった二十数年前は、矯正をする歯科医師は、ほとんど、大学に残ってそれを先行したもののみでした。
そういう常識があったため、私も矯正は一般開業医が手を出すものではないという呪縛にとらわれていました。
しかし、歯肉深くまで虫歯になってしまった歯や、抜いたまま時間がたって隣の歯が傾いてしまった歯を、いい条件で救いたいと考えると、矯正は避けて通れない技術でした。

さまざまなコースに出たり、矯正知り合いになり、勉強を重ねて少しずつ歯を動かせるようになっていきました。
それに伴って、さらなる壁が立ちはだかるのもまた当然でした。
そんな時に出会ったのが林先生です。

林治幸先生

当時まだ新しかったマイクロインプラントを用いてごく少ない範囲の装置で最低限の歯を動かすスタイルを教えていただきました。
これを応用することによって、より考え方をシンプルにでき、装置を単純にでき動かす期間も飛躍的に短縮できました。
まさに、矯正の技術的ハードルをグーンと下げてくれた恩師であります。
今回のCDRIでは、マイクロインプラントを応用して、なるべく最小限のワイヤーを用いた矯正に特化してお話しいただきました。
講演の反響も大きく、次回を期待する声も多く聞かれました。
ぜひ、来年は、もっと踏み込んだご講演をお願いいたします。


 

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