部分入れ歯の製作手順

  • 2017.06.08 Thursday
  • 08:46

部分入れ歯は、残存歯にバネをかけて機能します。
バネのかけ方や種類には多様なものがありますが、詳しくはブログやホームページの「義歯治療」の項目で確認してください。
基本的に部分入れ歯はバネのかかる歯にしがみついているわけですから、バネのかかる歯は負担に耐えられる様にしなければなりません。
当院では多くの場合2本以上の歯をつないで加強するようにしています。
また、入れ歯はお肉の土手の上に乗っているだけなので残った歯よりは動きます。
残った歯が出っ張っていたりくぼんだりしてでこぼこだと、入れ歯には更に側方力がかかってしまうので、かみ合わせを整えなければなりません。

飛び出した歯 
また、入れ歯の出し入れ方向が決まっていないと、出し入れのたびに側方力がかかってしまうので、残存歯の歯の形を変えて装着方向を規定します。(ガイドプレーン形成)
入れ歯の沈み込みを少なくするため、歯のかみ合わせ側にバネの入る部分を彫り込みます。(レストシート形成)

マウスプレパレーション
こうして準備が整ったら、入れ歯の型取りをします。
その後、かみ合わせの記録をとります。
このとき、かみ合わせがずれている場合は更に装置を作り、機能検査を行い本当のかみ合わせを探ります。
ろうで出来た仮の歯に人工歯を並べたもので見栄えを確認します。
良ければ堅い樹脂に置き換えます。

部分義歯装着
いよいよセットですが、一般的な型取りでは入れ歯の土手のある一瞬の形しかとれていないので噛むとあたってきます。
診療室でなるべく調整しますが、実際に食べる動きとは違うため必ずあたってきます。
がばっと削ると入れ歯が合わなくなってしまうので少しずつ何回も調整が必要になります。

これが部分入れ歯の制作手順です。

根の治療の手順(∈の治療のやり直し編)

  • 2017.06.01 Thursday
  • 08:20

本日は根の治療のうち過去に根の治療をして神経はないが痛みがある。あるいは化膿して膿が出ていたり腫れている場合の治療手順をお話しします。
根の治療のやり直しの問題点は、本来の神経入っていたトンネルが、ふさがっていたり道がそれていることがあることです。
当然、神経をとる根の治療より難易度が上がります。
また、非常に炎症が強い場合はすぐに根の治療を始められないことがあります。
この場合は、一時的に薬を飲んでもらったり、切開して膿を出したりして炎症を弱める治療をまずする必要があります。
やり直し治療の手順は、まずついているかぶせものや土台をとります。
当然とれないようについているのでとるには時間がかかり、歯質は極力削れないようにするので顕微鏡を使って慎重に削っていきます。

感染根管
すると、根の中の詰め物が見えてきます。
この古い根中の詰め物(多くはゴムや練り薬、まれに根の治療器具など)を取り、腐敗した残存物を取り除きます。
トンネルの開通や修正を行い、根の先まで長さを慎重に測り、清掃する長さを決定し、その位置まで清掃、拡大を行います。

感染根管治療
清掃は、器具によって機械的にトンネルを拡大するのと薬物によって化学的に拡大します。薬を使って安静と再感染を防ぎ炎症が消退したら根の中に滅菌されたゴムを圧力をかけてつめ根の治療を終わります。

以上が、根の治療のやり直しの手順です。

根の治療の手順(/牲个鬚箸觴N妬圈

  • 2017.05.31 Wednesday
  • 11:03

う蝕が深く、”垤にして神経をとらなければならなくなった場合、△泙榛の治療のやり直しになった場合の手順を説明したいと思います。

,両豺隋神経が回復不可能、つまり死ぬ方向に進んでしまった場合に行います。
まず、健全な歯の部分はなるべく削らず、更に根の治療が効率的に出来るように形成します。すると神経の上の部分がまず露出します。この部分は髄室といいます。

注抜
この部分の神経をしっかりとれるように角の部分(髄角)までしっかり形を作ります。
その後、その下にある根の部分の神経の入り口(根管口)を探します。
歯の種類に種類によって大まかな数は決まっていますが実際にはそれより多いことが多いので顕微鏡を使って慎重に探索し、取り残しのない様にします。
根管口が見つかったら神経を根の先まで探索し神経を除去します。
神経はまっすぐなことはないので、途中で曲がった道に追従できずに進まなくなったり、また、誤って別の道を作ったりしないように慎重に行います。
こうして根の先まで器具が到達したら、根の長さを測りそこまで神経の管を削って拡張するようにして腐敗物をきれいにし、さらに根の中に入れる最終的な詰め物が充填できるように形を整えます。
神経をとる治療は結局神経を根の中で一番細く治りやすいところで切っている治療なので必ず炎症が起きます。
そこで、だいたいの拡大が出来たらケースバイケースで薬を貼薬します。
次回来院時、炎症が消退していたら神経の入っていたトンネルの空間を埋める治療に入ります。
空間が残っていると体液の貯留が起こって炎症が生じるからです。
このつめる行為を根管充填といいます。
根管充填には、滅菌されたゴムをつめる方法と練り薬をつめる方法があります。
いずれにしても、薬は空間を残さずにしっかり埋め安定していることが求められます。
神経をとる治療では、根の先まで神経が完全に死んでいることはまれなので、貼薬をせずに直ちに根の治療を終わることもあります。
また、根管充填時には生きている根の先の組織を刺激するので、炎症が起きて違和感や痛みが生じることがあります。
通常はしばらくすると回復します。

以上が、神経をとる治療の手順です。

う蝕治療の手順

  • 2017.05.30 Tuesday
  • 09:12

痛みがあるなしにかかわらずう蝕がある場合は、基本的には治癒することがないので欠損が生じます。
う蝕治療は、〆拔櫃砲茲辰突呂韻襪里鮖澆瓩訛μ未鉢△修譴砲茲辰得犬犬慎’従祿欧鮗す側面があります。
それを踏まえて解説いたします。

,諒法
当然細菌がいなくなるまで歯質を削除する必要があります。
取り切ると神経まで穴が開いてしまう疑いがある場合は、あえてう蝕を残して特殊な抗生剤と歯質保護薬剤を使用して1年弱待ちます。
その後、神経表面に歯質が厚くなるのを待って取り残したう蝕を取り切ります。
こうして、う蝕をとったら樹脂で歯質をコーティングし、失った歯質を補填します。
この状態で次回までに痛まないか確認します。
削り取る刺激で神経に炎症が起きるからです。
少ししみることはありますが、尾を引かないようならば神経は残せると判断します。

△諒法
ここからは欠損部分を修復して機能障害を改善する手順になり、かぶせる方法とつめる方法があります。
歯を削る量は少ない方が良いのでつめる方法を選択したいところですが、健全歯質が少ないとかみ合わせる力に耐えられないのでかぶせなければならないこともあります。
また手順に限っていえば、型を取って修復するのかその場でつめるのか2種類の方法があります。

型を取る場合
この場合は上広がりの形に整えて印象剤で型を取ります。
次回、誤差を口の中で修正して接着剤でセットします。

その場でつめる場合
口の中の唾液が修復する部分につくとうまくつかなくなってしまうので、唾液を排除します。歯の表面に接着剤のぬれが良くなる処理をして液状の接着剤を流して固めます。
樹脂を歯の形に整えながら充填します。
最終的な歯の形に削合して研磨します。

これがう蝕で神経の治療にならなかった場合の治療手順です。
治療は歯を削るにしても最小限削るのが理想的です。
それぞれの方法の利点欠点は今までのブログで確認していただきたくお願いいたします。

治療の手順(はじめに)

  • 2017.05.18 Thursday
  • 08:46

14日にとあるセミナーを受講してきましたが、そこでのアンケート結果に患者さんが一番知りたい情報という項目がありました。
第一位は、治療にどの位時間がかかるかだそうです。
当院の治療は口の中すべてで一つの単位と考えているので、一通りの治療が終わるのにかかる時間を割り出すのは困難です。
しかし、各治療の手順がある程度理解できれば、いつ終わるのかわからない不安を幾分解消出来ると思います。
本日から、「治療手順解説」のカテゴリーを追加して順次説明していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
それでは、ページを変えてスタートです。

ダイレクトボンディングとCRインレーの違い

  • 2017.05.03 Wednesday
  • 15:43

ダイレクトボンディングとCRインレー、あまり違わないと思われると思いますが実は大違い。
本日はその違いを説明したいと思います。
CRインレーは保険適応があり、手軽に金属の詰め物を白く出来ると思っている方もいると思います。
ちなみに当院ではこのやり方を薦めることはありません。
それはなぜなのか?
適応症が非常に少なく、健康な歯を余分に削る量が非常に増えるからです。
それを図解して説明したいと思います。

図解は以前説明したダイレクトボンディングとインレーの歯質削除量の違いです。ダイレクトボンディングインレー

上記は左がの図が斜線のう蝕の部位に対するダイレクトボンディングの歯質削除量です。

右図はそのう蝕量に対するインレーの歯質削除量です。

歯を失う量は一目瞭然です。

さらにこれがCRインレーになると下図の青線になります。

CRインレー

インレーの灰色線と比べると理解しやすいと思います。

どうしてこうなるかというと。金属より強度がない樹脂は最低1mmの厚みがないと破折し、さらに鋭角にとがった部分があるとそこから応力の集中で割れたしまうので角を丸めないといけないのです。

その為。インレーの形成量よりもさらに多く歯を失います。

悲しいことに、この原則を守らずに金属のインレーの形成でCRインレーをセットしている歯科医院も見受けられます。

歯は削ってしまえば決して戻りません。

その前によく考えて検討することを強くおすすいたします。

一言でポーセレンと言っても…

  • 2017.04.24 Monday
  • 22:59

21日は5時30分で診療を終了して申し訳ありませんでした。
CDRI4月例会でした。
今回は川崎でご開業の東京SJCD顧問、日高豊彦先生に「補綴におけるポーセレン修復の優位性」というテーマでポーセレンの材料学と日々の臨床での選択方法についてご講演いただきました。
日高先生には、昨年終了したグローバルプログラムでも大変お世話になりましたが、様々な材料がある我々の診療環境で、ともすれば技工士任せになってしまう材料について詳細にまとめていただきました。
知らなければ、技工士に指示も出来ない状態になってしまうので大変反省させられた講演でした。

当院の技工担当のアイクラフトさんは、CDRIの事務局もお願いしている勤勉な技工士さんです。

安心して任せていますが、任せっきりでなく材料学の知識を増やしていこうと思いました。

USEN♪へ…

  • 2017.04.19 Wednesday
  • 08:52

この度、開業以来お世話になってきた第一興商のスターデジオ(音楽放送)からUSENに変更しました。

第一興商様には長年迅速なメインテナンス等大変お世話になりました。

USENさんこれからよろしくお願いいたします<(_ _)>

 

USEN

 

さてこれが今回導入しました、USENさんの光回線専用次世代チューナーMPX-1です。

数々のコンテンツから10チャンネルをメモリー使用できるもので、バックアップ音源もメモリーされています。

コンテンツ数は圧巻で、しばらくチャンネル探検が続きそうです。

直接診療とは関係しないもののサブの環境づくりに欠かせない主役です。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

エナメルプロジェクション(エナメル突起)とは

  • 2017.04.16 Sunday
  • 14:49

エナメルプロジェクションとは、エナメル質が通常の位置より根の方向に延び、根と根の間の部分に突起状に伸びたものをいいます。

エナメルプロジェクション

歯がこの様になっていると、歯肉との付着力が弱くなって歯周ポケットができやすくなり、歯周病が悪化しやすいウイークポイントになります

また、根の間は歯周炎が悪化するとコントロールしにくい病変の部位なので(根分岐部病変と言います)、その予防のためにエナメルプロジェクションを削って滑沢にすることもあります。

根分岐部病変

先天的な形態以上ですが決して珍しいものではなく、4人に一人程度の割合で出現すると言われています。

歯周病の治癒…

  • 2017.04.14 Friday
  • 07:04

歯周病から治癒とは…

炎症がなくなり(歯肉からの出血がなくなり)、最近との共生関係が確立(細菌がいなくなるのではなく影響がなくなる)その環境が永続しやすいような状態(浅いポケット)になることです。

残念ながらそれは、以前のように歯の間が歯肉に満たされ、骨が上まである状態ではありません。

吸収してしまった骨は基本的には元には戻らず、歯肉は下がった状態で安定します。

図に書くと以下のようになります。

正常像

これは正常な歯周組織。

根の間に上まで歯槽骨があり、歯の間は歯肉で覆われています。

一方歯周病になると骨は歯肉の中で吸収し、歯肉の中と外には歯石と歯垢がこびりつき、それに伴い歯肉は腫れあがっています。

歯周病

この状態に対し、患者さんのブラッシングが解消、歯科医院側では歯石取りとみがき残した部分のクリーニング、場合によっては手術を行って磨きやすい環境に変えてそれを持続すると…。

以下のように変わります。

歯周病から治癒

つまり、歯肉は腫れがなくなり、溶け続けていた骨は安定して固まり、骨の2〜3ミリ上に歯肉が炎症が無い状態である。

残念ながら、骨も歯肉も増殖せず、元の位置に回復とはいきません。

これが歯周病からの治癒像。

事故で手や足がなくなった人が再生しないのと同じように、これが現在の限界なのです。

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM